小さな子猫です。
今から2ヶ月以上前の1月下旬、寒さが厳しくなる最低気温がマイナス20度以下にもなる日曜日の朝。
作業所に行くと目の前に走る小さな生き物…
その子猫は、建物の縁の下に隠れながらも「にゃーにゃー」と声をあげこちらを見ています。
何かを求めている感じ、あきちゃんの餌を手で一握り持って来て与える直ぐ様こちらに寄ってきて黙々と食べ始めました。
凄くお腹が空いていたのでしょう、体を触っても嫌がる素振りも見せず、食べ終えた後に抱っこもさせてくれます。
きっと飼い猫だったのでしょう。
寒かったのでしょう。
迷ってきたのか?それとも捨てられたのか?
飼い主が必死に探しているかもしれません。
ひとまずその場に段ボールにサンデーとシュンの餌の柔らかい牧草を入れガムテープでふたをして小さな出入り口をカッターで開け、即席の「お家」を作りました。
早速わが社のグループラインで皆に伝えると、休日にもかかわらず、猫好きの従業員が見にきました。
それから数日経っても飼い主は現れません。
その従業員は寒かろう思い、ホームセンターで断熱材を購入し、段ボールのお家に張り合わせたり餌やおやつを与えたり、他の従業員も鈴が付いた首輪を買ってきたり、いつの間にか「みーちゃん」と名付けられ、皆に可愛がられています。
ある日、1番可愛がっている従業員が「いえで飼いたい」とのこと。
了承すると早速、ペットの飼えるアパートに引っ越して、みーちゃんも貰われていきました。
今では暖かいお部屋で可愛がられ、幸せな第二の猫生活を送っている事でしょう。
ペットは最後まで飼い主がその「責任」を持って養うことを望みます。
みーちゃんがいなくなって淋しがるあきちゃん